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18香港ドル(約320円)のお粥(かゆ):くずのように細かい燕の巣が入ったもの
260香港ドル(約4700円)もする燕の巣のデザート
デザートの名前は「原隻燕窩燉冰糖」という。器一杯につき、巣をまるごと一個分を使っているという。
使う燕の巣は、インドネシア産の養殖もの。
養殖とはつまり、通常、岩燕が巣を作る海辺の断崖絶壁ではなく、もっと簡単に採取できる場所に巣を作らせるのが目的で、屋内に木の柱を組み、燕をそこへ放しておくのだ。
(養殖とはいえ、燕が巣を作る期間も手間も、また商品化するまでの過程も同じ。養殖もののほうが、ごみが少ない分きれい。
最良のものは、タイ産の天然ものである。これは金燕精には使用していない。
天然ものは、色も一色でなく、白、ベージュ、赤といろいろ。赤いものは、よく燕が血を吐きながら作る「幻の燕の巣」などといわれ、その色から「血燕窩」などと呼ばれるが、燕が巣を作るときの材料になる成分に差があるのだ。天然ものはミネラルの量がはるかに多いそうだ。
燕の巣にも、美容という意味では、ひとつ困ったこともある。内臓の働きがよくなるため、食べたものの栄養素が吸収されやすくなり「太る」ということ。
燕の巣が食べられる店
金燕棧(かむいんじゃーむ)尖沙咀(ちむさあちょい)のオースチンアベニューにある燕の巣
専門店。
安いもので68香港ドル(約1200円)、高いものだと198香港ドル(約3500円)。おすすめは、ナツメと乾燥龍眼が入った「紅棗元肉燉原隻燕窩」(ほんちょうゆんよっどんいんうぉー)。ン(大棗と乾燥龍眼肉が入り用の方は注文下さい)
店主いわく、ナツメと龍眼が体を温める効能があるので、婦人病に最適とか。メニューに「原隻」(ゆんつぇっ)の字が入ると、燕の巣を1個まるまる使っているという意味。
金船標燕窩専賣店(かむしゅんちぇんいんうぉーちゅんまいでぃむ)
上環にある燕の巣専門店。安いのは18香港ドル(約320円)の燕の巣入りお粥
おすすめは「原隻燕窩燉冰糖」で、これは260香港ドル(約4700円)もするが、燕の巣の量がまったく違う。シンプルに、氷砂糖で煮詰めただけのデザートで、冷たいものと温かいものの2種類がある。乾燥した燕の巣は、くずからタイ産の天然ものまでと種類も多く、これらは購入すると詳しく調理法を教えてくれる。