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絶体食べてはならないものトランス型脂肪酸
上記の図のように水素分子が同じ方向に向いていたものが、反対側に成るのをトランス型と
呼びます。
関連で
たまたま読んでいた本
豊かさの栄養学2
丸元淑生・丸元康生著
新潮社
のなかに同じような記述がありましたのでのせて見ます。
欧米の医師達は脂肪酸摂取の見直しがアレルギーの治療に不可欠という。
ジョナサン・ライト医博は自分のクリニックに脂肪酸分析計をおき、アトピー性皮膚炎の患者について調べると、リノール酸数値は高いが、それから作られるはずのオメガ6系列の脂肪酸の数値がことごとく低いことがわかり、同時にオメガ3系列のEPAやDHAの数値も低過ぎることがわかりました。
これは明かにΔ6不飽和化酵素が欠乏してリノール酸やα-リノレイン酸から先のステップが踏めないことがわかりました。
このようなケースではγ-リノレイン酸を与えるのがもっとも効果的です。
実際には月見油、EPAそれとΔ6不飽和化酵素を活性化させるビタミンB6と亜鉛を与えると劇的に改善する。
と述べています。
1990年4月第1回「栄養生化学療法ルネッサンス・シンポジウム」のなかで一致したことは、以下のようなことです。
1.患者によってオメガ3系統の必要な人も、オメガ6(月見草)系統が必要な人もいるが、オメガ3を切実に必要としている人の方が多いので通常はオメガ3から始める。
2.月見草油をあたえる時にはそれが好ましいルートで代謝されるのに必要な栄養素(亜鉛
、ビタミンCなど)を必らず与える。
3.オメガ3を与えるときには必ず十分な「抗酸化栄養素」を一緒に与える。
4.α-リノレイン酸などのオメガ3系列の油は、けっして加熱調理に使わないこと。
それで以下の理由でビタミンCが有効になったものと思われます。
TAD(名古屋の皮膚かの医師)さんご意見を
箕面の猿(尾崎重喜)
00007 95/07/18 15:04:00 TA980139 Re00005 アトピー性皮膚炎と栄養
尾崎さん、いつも詳細なアップを有り難うございます。
食物がアトピー性皮膚炎の発症、悪化、難治化をもたらす機序は、
アレルギー機序以外に、今回取り上げて下さいましたような栄養面からの機序も
重要な要素となっていることが近年知られて来ました。
先日、小生も旧APA.NET の最後のOFF会があった日に、OFF会へ出席する前に
名古屋で開催されました「アトピー性皮膚炎と栄養」という研究会でこのテーマを
勉強させて頂きました。
当日は栄養学の専門家から、オメガ6タイプの脂肪酸(リノール酸等)過剰が
およぼすアトピー性皮膚炎における免疫薬理作用や、少し前にAPA.NETでも話題と
なりました、糖分過剰摂取とこれに続発する腸内カンジダ増殖機序によるアトピー性
皮膚炎の増悪などのテーマが討論されておりました。
この時に皮膚科医からも、今回の鹿児島大の重症アトピー性皮膚炎における栄養学的
な治療アプローチの概要も紹介されました。
さて、問題の脂肪過剰摂取に関しまして先日勉強致しましたことを要約致しますと、
ロイコトリエン4やプロスタグランディンE2のような起炎性ケミカルメディエーター
になるアラキドン酸の原料であるオメガ6タイプ脂肪酸(リノール酸等)が過剰に
なると、これと拮抗関係にあるEPAの原料であるオメガ3タイプ脂肪酸(αリノレン
酸等)の摂取とのバランスがこわれ、各種臓器の過敏性が亢進してアレルギー反応が
惹起されやすくなること。
現代人の食生活を分析してみると、あきらかにオメガ3系列脂肪酸(αリノレン酸等)
に比し、オメガ6系列脂肪酸(リノール酸等)の過剰摂取になっており、両者の
バランスの面からこれを是正する必要があること。
そこで、栄養学的治療法として、オメガ3系列の不飽和脂肪酸に属するαリノレン酸
やEPAが豊富な食品(シソ油=エゴマ油、魚)摂取やEPAそのものを治療に応用
する試みがなされている点。
以上でございました。
その他、ビタミンやミネラル関連について我々は近年、組織障害の原因となる、
細胞膜(その構成脂肪酸)の過酸化やフリーラジカルの産生増加を促進する多くの
因子に囲まれて生活して為、抗酸化作用があるセレニウム、銅、亜鉛、マンガン等の
ミネラルやビタミン類(E、A,ベータカロチン、B2、B6等)を充分補給する
ことも必要である点が注目されて居ります。
まとめとしては、
アトピー性皮膚炎における栄養学の面からの食生活の改善指導として、
(食物アレルギー治療のことではありません。)
治療に抵抗性の難治性アトピー性皮膚炎の増悪因子のひとつとして、
脂肪や糖類の過剰摂取、食物繊維やカルシウム不足を来すような食生活の変化が指摘
されている為、そのような患者さんの食生活の改善策として、
#1 栄養のバランスがよく日本人の健康にあった食事として、伝統的な和食を基本
する。
#2 具体的な内容としては、食物繊維が豊富でビタミン、ミネラルに富む緑黄色野菜
類を多く摂取し、肉類よりは魚介類を多くする。
#3 ただし、調理上、塩や砂糖の過剰には充分注意する。
#4 間食としてのフライもの(ポテトチップス、フライドポテト)やいわゆる
ファーストフードを避け、俗に云う甘味料摂取過剰の「ペットボトル症候群」
にならないように指導する。
こんなところでしょうか。
TAD