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ガン予防物質の探索と作用機序の解析(国立ガンセンター):ラクトフェリン

候補物質は将来大量生産が可能であることと、毒性が低くかつ標的臓器以外で発がんを促進しないことを主眼としてがん予防物質の探索を行っている。 ウシラクトフェリン:ラクトフェリン(lactoferrin)は主として乳汁中に含まれる分子量約8万の糖蛋白で、乳汁中以外には哺乳類の涙液、唾液などの分泌液等に見出されている。抗菌、抗ウイルス活性蛋白として感染防御における重要な役割を担っていると考えられている。本研究によって、ウシラクトフェリンはラットに経口投与することによって大腸に最も顕著に、肺、食道、舌には軽〜中程度に、またApcMinマウスの腸等にも発がん抑制作用を示した。ウシラクトフェリンには主要臓器における発がん促進作用は認められず、また明らかな臓器毒作用もないことから、今後の臨床試験の実施に向けて有用な知見が得られた。またウシラクトフェリンには抗HCV作用があることがわかり(ウィルス部との共同研究)、国立がんセンター中央病院(共同研究)にて慢性肝炎患者に対する短期の臨床試験が行われている。フェルラ酸および誘導体:米糠成分のフェルラ酸とその誘導体の3-ethyl(4-geranyloxy-3-methoxyphenyl)-2-propionate (EGMP)はラット大腸の前がん病変である異常腺窩巣(aberrant crypt foci、ACF)の発生を指標とした短期検索法によって、発がん抑制作用のあることを明らかにした。他のさらに有効なフェルラ酸化合物についてスクリーニングを行っている

 


高肺転移腫瘍細胞コロン26担がん動物を用いた実験において、ラクトフェリンおよびそのペプシン加水分解産物の経口投与により有意に肺転移巣の形成が抑制された。ラクトフェリンは小腸上皮細胞内にIL-18を誘導し、小腸上皮固有層、粘膜下層にCD4+、CD8+T細胞およびNK細胞を誘導活性化し、IFN-γの産生亢進をもたらすことがわかった。これらの免疫機能亢進作用が転移および発がん抑制に寄与していると考えられる。

 

 

ラクトフェリンの機能(会員のみ)ラクトフェリンの発見された新しい機能,効果

がん予防物質の探索と作用機序の解析(国立ガンセンターの研究)

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C型肝炎のラクトフェリン服用例、よく似たウイルス性肝炎(B型肝炎

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モルヒネ代替えの期待 鎮痛蛋白として紹介


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