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ラット前立腺がんに対する大豆イソフラボン誘導体の発がん抑制作用
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ラット前立腺がんに対する大豆イソフラボン誘導体の発がん抑制作用:小野沢瑞樹1,佐藤秀隆2,太田俊久3,福田一典3,大谷幹伸1,赤座英之1,杉村隆3,若林敬二3(1筑波大・泌, 2日本食品分析セ,3国立がんセンター研究所・がん予防研究部)
Inhibitory effect of soybean isoflavones on the rat prostate carcinogenesis:Mizuki ONOZAWA1, Hidetaka SATOH2,Toshihisa OHTA3, Kazunori FUKUDA3, Mikinobu OHTANI1, Hideyuki AKAZA1, Takashi SUGIMURA3, KeijiWAKABAYASHI3 (1Dept. of Urol., Tsukuba Univ., 2Japan Food Res. Lab., 3Cancer Prev. Div., Natl. Cancer Center)
大豆および大豆製品の摂取の多い地域では、前立腺がんのリスクが低いことが疫学的研究により指摘されている。その機序の1つとして、大豆に含まれているイソフラボン誘導体による発がん抑制作用の関与が示唆されている。そこで、大豆中のイソフラボン化合物によるラット前立腺発がんの抑制作用を検討した。
前立腺がんは F344ラットに 3,2'-dimethyl-4-aminobiphenyl (DMAB) および Testosterone propionate (TP) を投与することにより誘発した。イソフラボン誘導体としては、大豆より抽出した、ゲニステイン75%、ダイゼイン25%からなる混合物を用いた。イソフラボン誘導体は100 ppm および400 ppm の濃度で実験期間(50週間)を通して混餌投与した。その結果、前立腺・精嚢領域のがん発生率は対照群で51%、100 ppm、400ppm イソフラボン投与群で各々35%及び29%であり、有意に減少した。大豆イソフラボン誘導体はヒト前立腺発がんの抑制に関与している可能性が示唆された。