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赤ん坊が産まれると、大抵、三、四日目頃から黄疸が出てくる。
これを新生児黄直と呼んでいる。医学的にはこれは何ら病的なものであると解釈されていない。
小児の出産という環境変化に対する適応現象であるとみなされている。
溶血性黄疸であることには間違いはないが、その発生原因は未だ不詳である。
西医学出産法
子どもが産まれたら、すぐ産湯をつかって着物を着せる、ということをしないで、産まれたらそのまま一時間四十分裸体の状態で放置して拓く。
出来れば三時間でも四時間でもよい。
初めての人が、これを聞いたら、大変、野蛮的な出産法であると思うかもしれないが、この方法を行うと不思議なことに、新生児黄疽が現れないか現れてもごく軽微ですぐに消退してしまう。
米国ネイティブインディアンも子供をうまれるとすぐに冷たい水につける習慣もこれを防止しているのかも知れない。
甲田医師は自分の3人にこの方法を実践し3人とも黄疸は軽く現れたに過ぎないと本にかいている。
新生児黄疸は過った出産法ででていると甲田医師は言っている。
西医学では、この新生児黄疸の原因を、心臓の卵円孔閉鎖不全に基づくものであるとみなしている。
心臓は心房及心室の中隔壁によって、左右の心房、心室にわかれている。
心房中隔壁は・出産以前の母親の体内にいる胎児では、卵円孔という孔が空いており、この孔を通って左右の心房内の血液は自由に交流できるようになっている。
胎児が母親の体内にいる間は、肺で呼吸する必要がなく、胎盤を通して、酸素の供給を受けている。
このため、左右の心房は厳重に中隔壁で区切り、血液の交流を遮断しておく必要がないからである。
卵円孔の閉鎖がスムースにゆかず、そうすると左右の血液の交流が起こり、血中のビリルビンが肺において、充分酸化されない婁で全身を循環することになる。
このため新生児黄疸が現れる。
西先生の猿を使って実験。
それは猿が産まれて後自然に放置した後で何時間経過すれば、心房中隔にある卵円孔が完全に閉鎖するかということを調べてみると、一時間四十分経過すれば完全に閉鎖することがわかった。
赤ん坊が産まれたら、一時間四十分裸体のままで放置することをしたのである。
産まれて母親の体内から外界へ出ると肺で呼吸し、これによって、酸素を血液中に取り入れなけれぱばならない。こうなるともはや左右の心房の血液が交流してもらっては困るため、一刻も早く、卵円孔は閉鎖しなけれぱならない。
出産後直ちに産湯を使って、手早く衣服を着せてしまうと、この卵円孔の閉鎖がスムー一部開存の状態で留まってしまう。.
肝臓を患った場合に卵円孔が完全に閉鎖しているものは黄疸は出現しない。
肝臓を患って黄疸があらわれるものは未だに卵円孔が幾分か開いているものと
みなして良い。
暖衣、飽食、有害食品、運動不足、精神的ストレス等々、肝臓を悪くする条件が、我々の日常生活の中にあまりにもそろい過ぎている。大人だけではない。
子供達も同様である。学校から帰ってきた児童達は、冬から春にかけて、どのような生活をしているであろうか。恐らくホームコタツの中に入って寝ころび(暖衣と運動不足)、マンガか雑誌を読みながら、紙袋の中のセンベイやオカキを食べ(飽食、有害食品)、母親から勉強せよと強制され(精神的ストレス)、すっかり肝臓を弱くしているのではなかろうか。
こうして、彼等は成長盛りの間からすでに肝臓を悪くし、半病人同様の身体で勉強への根気も消え失せ、記憶力も減退した情ない状態に陥り、従って前途に対して早くも絶望してしまっているのである。日本の将来を背負って立たねばならない若者にして既にこの有様であるから実に憂慮すべき問題ではないかと甲田医師は言っている。
肝臓機能について