D-Campher C10H16O:152.24
ここの写真は天然カンフルと天然カンフル精です。
樟脳アルコール(樟脳精)カンフル精
樟脳(カンフル)は医学的に刺激剤として使用され、カンフル精は、樟脳をアルコールに溶かして作られる。この溶液はおよそ235体のリーディングで述べられている。
そして風邪の塗布剤の材料としては、おそらく同量の羊脂とターペンタインオイルエキスを組み合わせたものが、最もよく知られている。
カンフルには「浸透とピーリングを促進する」(2509−1)という役目がある。
それに加えて、樟脳精はサッサフラスオイル、セダーウッドオイル、ヌジョール、ウィッチヘーゼル、オリーブオイルと組み合わせて、他のタイプのマッサージ処方も勧められている。
カンフル精
(食い込んだ爪)
マメ
カンフル精と日焼け
樟(クス)からとりだしたもので、局所刺激薬,局所消炎・鎮痒薬囲としてつかわれる。
名称:Camphor(USP=米国局方、BP=英国局方)、Campher(D-Campher,DLCampher)、Camphora[日;(十)一(1R,4R)一1,7,7-Trimethylbicyclo〔2.2.1〕heptan-2-one,CAS-76-22-2
[来歴]カンフルはクスノキCinnamomum camphora L.,Lauraceaeに含まれ、中国では太古より,ヨーロッパでは6世紀ごろより医薬に用いられ、古くから医薬に用いられている。
クスノキは東アジアの海岸地方、台湾、中国(揚子江から交趾支那にわたる地域)に産し、日本では九州、四国、房総、紀南地方に多い。
カンフルの構造は1873年Kekule'、1883年Kanonnikov、1884年Bredtらにより研究され、1893年Bredtにより確立された。
Komppa、Bredt、Hallerらはカンフルの合成に着手し、Diels-AIderにより完成された。
構造上2個の不整炭素があるから、理論上4個の光学活性体と2個のラセミ体があるはずだが、実際には2個の光学異性体と1個のラセミ体しか知られていない(立体構造に関してはFremdenbergらによって研究が行われている)。
カンフルは明治39年(1906年)に専売になっている。
[製法]クスノキの原木を細片とし、木製の蒸留器(こしき)に仕込んで水蒸気蒸留すると、カンフルと油が留出する。
この留出物の約40%が結晶カンフルとして析出する。
このカンフルを粗製樟脳(山製樟脳)といい、これを分離した60%の油分を樟脳油という。
この樟脳池原油中にはなお約50%のカンフルが溶解しているので蒸留塔で減圧分留して、カンフルを分離する。
この際、沸点の順序に従って白油(white oil,bp200℃以下)・赤油(brown oil・bp200〜270℃)、らん油(blue oil,bp270℃以上)に分けられる。
こうして得たカンフルを再製樟脳という。
これらの山梨(粗製)及び再製樟脳を昇華精製し、第1次精製樟脳(改正樟脳)とする、これは主としてセルロイド製造に用いられる。
更にこれを昇華精製して、高純度の板状、あるいは粉末状の精製カンフルとする。
天然カンフルはd−カンフルである。
なおL−カンフルはBlumea balsamifera、Artemisia tridenta などに60〜70%含まれている.
代謝:カンフルを投与したイヌの尿からα-camphoglucuronic acid、β-camphoglucu-ronic acid及びuramidocamphoglucuronic acidが得られ、これらは加水分解するとhydroxycamphorになるが、これらのcampherolは3-hydroxycamphorと5-hydroxycamphorである。
そのほかにイヌの尿から少量のcis-及 trans-π-hydroxycamhor(8-hydroxy,9-hydroxycamphor)とcampho・π-carboxylic acidを得ている。
このなかで5-hydroxycamphorが主代謝物である。
これらの代謝物の割合は3-hydro-xycamphor15%、5-hydroxycamphor55%,transn-β-hydroxycamphor20%である。
そのほか少量のβ-apoamphor-7-aldehydeも得られている。
局方:薬効d−カンフルは局所刺激作用と防腐作用がある.
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