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田七の栽培地と加工品種

株式会社栃本天海堂の協力で出来ました。

産地の位置中国雲南省蒙自

ベトナムに近い国です。

  1. 田七の生産地

    蒙自県の入り口

    蒙自県の入り口

    雲南省の田三七生産地はは文山・硯山・蒙自などである。現在、雲南省全体の70%が蒙自で生産されるという。

    今回の調査地は雲南省紅河哈尼族彝族自治州蒙自県止村鎮である。止村鎮では約70戸の田三七栽培農家がある。一戸あたりの栽培面積はまちまちではっきりわからないが、生産量(乾燥品)は一戸当り平均600kgで、多いときでも1,000kgぐらいであるという。このあたりの海抜は1,500mあまりで、最高気温26〜27度、最低気温8度ぐらいである。年間降水量は1,500〜2,000mmであるが、雨期は5〜10月でこの時期が80%を占める。我々が調査を行ったのは7月下旬であったが、毎日雨は振るが、1時間ほどぱらつく程度であまり気にはならない。

  2. 田三七の栽培

    今回、田三七が栽培されていた場所は以前トウモロコシ畑であったところを利用し、人参畑のような囲いを雑木などで作り、日光が直接あたらないようにし、そこで種蒔きから3年目の夏に収穫という短いサイクルで栽培を行っていた。栽培地は丘陵地の斜面に沿っでつくられている。我々が見学に行ったときは、雨が降った後で、栽培畑の軌間は滑りやすく足が取られ、軌間を歩くのは骨が折れた。畝は斜面に対して垂直につくられており、畝の長さは少なくとも100m以上あり、畝幅は130cm・高さ15cm・軌間40cmであり、移植したもの(2年生以上)の株間は15cm間隔であった。

    田三七の栽培サイクルは下記の通りである
    10月 11月 12月
    種をとる
    1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
    播種
    1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
    移植 種をとる
    1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月
    花を
    摘む
    収穫

    田三七栽培畑(写真後方にみえる)

    田三七栽培畑の入口

    田三七栽培畑(内部)

    1年生の畑

    1年生

    2年生

    3年生花を摘んでいる

    3年生(花付き)

    種をとるのは2年生のもののみである。1年生では種ができず、また3年生のものから種を取ると良品のものが収穫できないという。種はとった後、水洗いしながら果皮をとり、陰干し、冷暗所で保管する。また、そのまますく播種することもある。鮮四三七は、柔らかく、ナイフがスッととおる。中色は蒸したサツマイモの断面と同じような色である。中色が白いものは病根であるという。

    鮮田三七を切ったところ

    鮮田三七(ひげ根と病根)

    鮮田三七

  3. 田三七の加工方法

    • 生産者(農民)成熟した田三七を掘り上げた後、泥付きのまま天日乾燥する。最初1〜3日間乾燥し、外皮が少し乾いてから、竜頭・ひげ根をとる。また、病根があればこれを除き、簡単に等級分けする。その後、再度15日間ほど天日乾燥し、加工業者に納入する。天候不順のときは熱風乾燥(温度は50度を越えないようにする)することもあるが、非常にまれである。鮮田三七は乾燥すると、目方は10分の1になる。
    • 加工業者生産者から入荷した田三七を磨き機(回転式)で土砂や残っているひげ根などを磨きながら除去する。
    • また、病根があればこれを除く。機械は1回につき50ほど原料を投入し、15〜20分磨く。顧客の要望により、滑石粉あるいは蜜蝋などを加えて磨くこともできる。このとき小石を入れると、磨きがよくなり、外皮に光沢が出てくる。その後、等級分けを行い、包装し市場に出荷する。
  4. 田三七市場品

    田三七の規格は大きさによう。

    昆明の薬剤市場は15頭/20頭/30頭/40頭/60頭/80頭/100頭/120頭/160頭/200頭/大二外/小二外/無数頭/剪口/支根と田三七の花が売っていた磨き加工時に密蝋や滑石の粉などを加えて磨くこともおおい。

    薬剤市場では下記加工品が並んでいた。

    • 乾燥した田三七をそのまま磨いたもの
    • 滑石の粉を付けて磨いた物
    • 密蝋を付けて磨いた物
    • 蜜蝋と炭を付けて磨いた物

    左:滑石の粉を付けて磨いた物
    中:乾燥した田三七をそのまま磨いたもの
    右:密蝋を付けて磨いた物

    左:滑石を加え磨いた物
    右:蜜蝋と炭を付けて磨いた物ふつう日本に入ってきているものはこれです。

  5. 「生」と「熟」について

    今回、田三七の「生」と「熟」の違いについて産地の農民・加工業者・築材市場の商店主に何回も尋ねたが、結論として産地の農民・加工業者・築材市場は「生」しか取り扱っていない。

    「熟」は修治したものであり、その多くは片状あるいは粉末状になっている。

    また、当地の漢方薬局では顧客の要望によりそのつど「熟」(片状あるいは粉末状)を製造し、顧客に販売する。

    それゆえ、築材市場でみかけた表面の色が黒い田三七(蜜蝋と炭を付けて磨いたもの)は中国ではあくまで「生」であり「熟」ではない。

以上平成8年8月7日株式会社板本天海堂原料部の協力の感謝します。

クシロ薬局はこの加工していない田七をセラミックの臼でたたき粉にした物を使用していますので日本国中に流通しいているものとはことなり、フラボノイド含有量がおおく肝硬変、肝炎の数値改善はほかの物より優れています。

なお血流改善もよく同じ物と思い量をお飲みになる方がいらっしゃいますが血が流れ過ぎふらつきがでるかたがいるのも事実ですのでそのような場合量を減らし(1/3)暫くしてから服用量を上げて下さい。

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